天気によっても気分は変わるもの

人はさまざまな外的要因に精神を左右されます。肉体を司るのは「頭」です。考えたことが神経を経由し、自分の肉体を制御しています。機械的な、生理的な肉体の反応ももちろんありますが、私たちを構成するのはそれだけでは決してないのです。

精神面が健全でなければさまざまなことに支障が出ます。仕事も自分が能動的に行うものです。自分がどれだけ意識していても、「機嫌が悪い」時には能率はなかなかあがらないものです。常に精神を健全に保つことで、私たちはより能率よく活動することができます。

ただ、自分だけではどうしようもないことも多いものです。例えば天気が悪いとどうしても不快になってしまうものです。それは誰もが同じです。機嫌が悪くなってしまうとそれまで好意的に捉えていたことや前向きに捉えていたことがどうしてもネガティブな方向に作用することもあるでしょう。そのように日によってバイオリズムに変化があるのは誰でも同じです。それらを乗り越えて、自分の責任を日々果たすことが私たちには求められているのです。

人の思考はコンピューターのようにはいかないものです。私たちはさまざまな「好きなこと」と「嫌いなこと」を切り分けて生きています。楽しいと思うことも、嫌だと思うことも、それが自分の「責任」であるのであれば果たすのです。それが社会であり、私たちが生きていく方法です。少しでも効率をよくするためには「好きなこと」だけに関わりたいものですが、そうもいかないのが私たちの生活です。社会です。だからこそ悩み考えながら生きているのです。

私たちは少し不快だったり、どうしようもなく不快だったりすることを「ストレス」として蓄積していきます。毎日がストレスの連続であれば精神を健全に保つことはできません。だから休日の時などにストレスを発散するなどして、定期的に精神をリセットする必要があるのです。私たちはそのように「帳尻を合わせながら」生きているのです。

それは誰でも多かれ少なかれあるものです。「自分だけがなぜこんな思いをしなければいけないのか」ということではありません。そのように考えるから、さらに落ち込んでしまうのです。人にはそれぞれの境遇があります。それぞれの悩みがあります。それぞれ、大なり小なり悩んでいるのです。恵まれていると考えることも人それぞれ、ツイていないと思うのも人によって規模が違うのです。最終的には、自分の価値観で生きているのが人間です。いろいろなことを自分なりに納得して生きていくことが必要なのです。

そのようにして生きるのが私たちなのです。「気分」は毎日違います。自分をどうコントロールするかということも現代人に求められていることのひとつでもあります。自分がどのような状態であれば最高のパフォーマンスを発揮できるのか、自分がどのような状態であれば能率が上がるのか、それらを日々考えて生きていくことが私たちの日常です。

そのようなサイクルから外れるほどの精神的なダメージや、そのようなことをどうしても納得できない場合には、自分だけではどうしようもできない事態に陥るかもしれません。そのようなときにはカウンセラーがいます、そのようなときに頼る存在としてのカウンセラーなのです。

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